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H.J.
エンジニア

羽田 純二

プロフィール

新卒で大手SIerに入社し、金融機関向けコールセンターシステムの開発に11年間従事。要件定義から製造、試験、保守運用まで幅広く担当し、3年目からは6名ほどのチームをまとめる立場も経験した。その後は、IoT関連開発や分析基盤構築に携わり、現在はAICEで製造業向けAIチャットボットの開発や社内の技術相談対応を担っている。COBOLからPython、AWSやAzure、データ基盤、電話基盤まで横断してきた"何でも屋"気質のエンジニア。趣味はテニス、ゲーム、読書。

「言葉を揃える」 — 11年の金融開発で培った、伝わる形への翻訳力

金融機関向けの開発では、どんな仕事を担当していましたか?

私は新卒で大手SIer に入り、金融機関向けのコールセンターシステム開発に11年間携わってきました。最初は地方銀行向けの案件で、プロジェクトの初期から入り、要件定義でお客様と認識を合わせながら、アプリの製造、試験まで工程ごとに経験しました。リリース後は保守運用開発のフェーズに入り、追加開発や障害対応、修正開発にも関わるようになりました。開発の一部分だけを見るのではなく、業務の流れとシステムの変更点をセットで捉えながら進める仕事でした。

金融機関向けの開発ならではの難しさは、どこにありましたか?

コールセンターの業務は細かく分かれていて、ローン審査の受付や、インバウンド・アウトバウンドの違いまで理解していないと、画面や機能のすり合わせができませんでした。難しかったのは、技術の話をする前に、まず業務の前提を自分の中で整理しておく必要があったことです。分からない言葉が出てきたらそのままにせず、業務の流れを確認してから、仕様や画面の話に落としていく。その順番を外すと、要件定義でも追加開発でも認識がずれてしまいます。金融機関向けの開発は、業務理解の精度がそのまま開発の精度に響く仕事でした。

3年目でチームをまとめる立場になって、意識していたことはありますか?

リリースから3年ほど経って保守運用開発のフェーズに入ると、私はリーダーとして6名ほどのチームをまとめるようになりました。お客様との折衝や追加開発の相談、障害発生時の報告まで、自分が前に立つ場面が一気に増えました。そこで一番意識していたのは、まず自分がきちんと理解することです。自分が曖昧なまま話してしまうと、メンバーにもお客様にも不安を残してしまいます。非エンジニアの方に伝えるときは、専門用語をそのまま使わず、図を入れた資料にしたり、言葉を置き換えたりしながら、認識がずれないようにしていました。要点をそろえて会話を前に進めることが、リーダーとしての仕事だったと思います。

「危機感の先に」 — 技術の刷新を機に、AI領域へ踏み出した決断

11年続けた環境から、次に進もうと思ったきっかけは何でしたか?

11年の間にシステム更改を何度か経験したのですが、3回目くらいの更改で、AWSを使ってコールセンターシステムを構築する仕組みが出てきました。私もAWSと連携したモックアップの開発に携わったのですが、そのときに見えていた技術やアーキテクチャが、それまで自分が扱ってきたものとかなり違っていました。そこで、自分が思っていた以上に追いつけていないと感じたんです。エンジニアである以上、最新の技術を使ってソリューションやシステムを提供したい。その気持ちが、ここで一気に強くなりました。

AIの領域を考えるきっかけはありましたか?

別の業界に移ってからは、Bluetooth通信を使ったIoT関連の開発や、分析基盤の構築にも関わりました。新しい技術を前提に業務改善を考える場面が増えて、技術の広がりを実感することも多かったです。そうした中で、もともとAIに強い関心を持っている知り合いから、「最近のAIはすごい」といった話をよく聞いていました。実際にアップデートの速さを見ていると、技術の進化のスピードがかなり早くなっていると感じていました。次に環境を選ぶなら、AIを積極的に取り入れている会社を見てみたい。そんな意識が、少しずつ自分の中ではっきりしていきました。

その先で、AICEを選んだ理由は何だったのでしょうか?

AICEは、求人サイト経由で高橋さんから声をかけていただいたのが最初の接点でした。面談では実際のプロジェクトも見せていただき、AIに対するスタンスが明確で、現場の仕事にどうつなげていくかまで具体的に考えている会社だと感じました。選考では高橋さん、佐藤さん、天野さんの3人と面談したのですが、それぞれに違う特色があって面白かったです。技術的な話が自然にできる場面もあれば、趣味の話で盛り上がる場面もあり、三者三様の雰囲気から会社の空気感が伝わってきました。応募から最終面接の通過まで2週間もかからないほどのスピード感には驚きましたが、話を聞くほどに納得感が増して、ここで働きたいと思うようになりました。

「動く仕組みにする」 — 製造現場の判断を、AIで扱える形に変えていく

現在担当されている業務内容について教えてください。

現在は、ある製造業のお客様の業務を支援するチャットボットを開発しています。これまではアプリを使って複雑な操作を行い、パイプの加工方法を決定していた業務を、チャットボットを通してAIが推論し、加工データを生成する仕組みに変えていく仕事です。単に質問に答えるチャットボットではなく、業務の流れの中で実際に使われることを前提にしています。また、社内では「こういうことをやりたいんだけど」と技術相談を受けることもあります。そのときは、まず自分で調べて、どう実現できそうかを整理して返すようにしています。相談を受けた段階では、やりたいことがまだ曖昧なことも多いので、そのまま答えるというより、実現できる形に少し整えて返す感覚です。開発だけでなく、前に進むための入口をつくることも、今の自分の役割のひとつだと思っています。

現在の業務において、これまでの経験が活きていると感じる部分はありますか?

今扱っているのは、これまで深く関わってきた領域ではないので、ドメイン知識は学びながらです。ただ、いろいろな業界や技術に触れてきた経験があるぶん、知らない領域でも物怖じしなくなった感覚があります。全く知らない分野でも、入っていけば必ず分かるようになるし、お客様とも話せるようになる。そう考えながら、必要な知識に当たりをつけて、一つずつ取りにいっています。また、どんな開発でも、相手とのコミュニケーションが成立しなければ前に進みません。だから、自分だけの言葉で話すのではなく、相手の言葉を汲み取り、分かる形に変換して返すことを意識しています。お客様相手でも、社内の相談でも、そこは同じです。技術を持っているだけでは足りなくて、それを相手が扱える形にして初めて仕事になる。その感覚は、今の仕事でも変わっていません。

「速さとバランス」 — 情報の熱量と安定感が同居するAICE

入社してみて、AICEのカルチャーで印象に残っていることはありますか?

入社前から、AIをかなり積極的に取り入れている会社だという印象は持っていましたが、実際に入ってみると、その温度感は想像以上でした。メンバーそれぞれが「これを試してみたい」「こう使えそうだ」と常にアンテナを張っていて、AIをどう活用するかを前のめりに考えているんです。特に印象的だったのは、Slackのランダムチャットで流れてくる情報量の多さでした。次々に新しい話題や知見が共有されるので、最初は追いかけるだけでも大変なくらいでした。情報を持っている人が抱え込まずに出していく空気があるのは、AICEらしいところだと思います。

その環境の中で、働きやすさを感じるのはどんなところですか?

情報量が多いだけだと息苦しくなりそうですが、AICEはそこにフラットさがあるのが大きいと感じています。上下関係を意識しすぎずに話せますし、分からないことや気になったことをそのまま投げやすい空気があります。日々のデイリーも、ただ進捗を報告する場というより、情報を揃えて会話しやすくする場として機能している印象です。技術の話も相談も、誰か一人に閉じずに流れていく。だからこそ、新しい領域に入っても、一人で抱え込まずに前へ進める感覚があります。

代表2人の印象についても教えてください。

佐藤さんは、次々と新しい発想を出して、一気に話を広げていく印象があります。一方で高橋さんは、前のめりさを持ちながらも、それをうまく整理したり、着地させたりする役割を担っているように見えます。勢いのある発想だけでも、逆に整理するだけでも会社は前に進みにくいと思うのですが、その両方があることでバランスが取れているんだと思います。お二人がタッグを組んでAICEを引っ張っていることが、会社全体の安定感にもつながっていると感じます。

「土台を整える」 — AICEの次を支える仕組みを、自分の手でつくっていく

これからAICEで、どんなことに力を入れていきたいですか?

これからは、特定のドメインを深めるというより、AICE全体の土台になるような仕組みやインフラを整えることに力を入れていきたいと思っています。まだ新しい会社なので、社内の仕組みや情報の流れには、これから整えていける部分が多いと感じています。メンバーが安心して使えて、業務の前提を揃えやすくなる基盤を整えることも、これからのエンジニアの大事な役割だと思っています。これまで積み重ねてきた"古の技術"の経験も活かしながら、AICEの屋台骨になるような基盤を、自分の手で整えていきたいです。目の前の開発を進めるだけでなく、みんなが前に進みやすい状態までつくっていけたらと思っています。

最後に、候補者へメッセージをお願いします!

AICEに合うのは、自分の仕事だけを見て終わらず、周囲とのやり取りをきちんとできる人だと思います。チームで動く以上、相手に分かる形で伝えることや、自分から状況を共有することは欠かせません。指示を待つだけではなく、自分で考えて動きながら、必要なときには周りを巻き込める人の方が、この環境では自然に馴染むと思います。技術とコミュニケーションの両方を大事にできる人と、一緒に働ける日を楽しみにしています!

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