
根本 ありさNemoto Arisa
東京藝術大学卒業後に渡英し、現在もヴァイオリン演奏家として活動を続ける。前職では外資系金融企業のテクニカルアカウントマネージャーとして、大手顧客を担当。顧客の業務課題に向き合い、技術的なソリューションの提案から実装支援まで携わってきた。 現在はAICEで、音声認識やAIエージェントに関するプロジェクトの開発を担当している。趣味はヴァイオリン演奏とDJ。クラシックからテクノまで幅広く楽しみ、海外旅行も好き。MBTIはENFJ-T。
演奏家とAIエンジニアの二刀流。藝大卒のヴァイオリニストが、音楽の感性で、AIの表現を広げる挑戦
音楽と技術、二つの軸で進んできたキャリア
これまでのキャリアについて教えてください。
東京藝術大学を卒業した後、ロンドンへ渡りました。そこから現在まで、ヴァイオリンの演奏家としての活動を続けています。一方で、前職では外資系金融企業のテクニカルアカウントマネージャーとして働いていました。大手のお客様を数社担当し、ビジネス上の課題を伺いながら、技術的なソリューションを提案し、実装に向けて支援する仕事です。
音楽とテクノロジーは、外から見るとまったく違う世界に見えるかもしれません。実際、私自身も最初は別々の活動として捉えていました。
でも続けていくうちに、自分の中では共通しているものがあると感じるようになりました。人と向き合い、チームでひとつのものをつくり、新しい表現や解決策に挑戦する。どちらも、自分の中で並走してきた大事な軸です。
音楽活動は、今の仕事にもつながっていると感じますか?
つながっていると思います。
音楽は、ただ正確に音を出せばいいものではありません。どう表現するか、どう届けるか、相手にどう受け取られるかを常に考える必要があります。
技術も同じで、ただ実装できればいいわけではないと思っています。どんな課題を解くのか、使う人にとって自然か、現場に馴染むのか。そういう視点を持つことが大切です。
特に今は、音声認識や音声合成に関するプロジェクトにも関わっているので、音に対する感覚や、人に届く表現への関心は、自分の中で自然につながっています。
AIの進化を前に、傍観者ではいたくなかった

AIの世界へ転職を考え始めたきっかけは何でしたか?
前職で大手顧客の課題に向き合う中で、AI技術の進化に触れる機会がどんどん増えていきました。お客様の現場で、AIが業務のあり方を変えていく様子を近い距離で見ていたんです。そのスピードは、自分が想像していたよりもずっと速くて、率直に「このままだと取り残されるかもしれない」と感じました。
私はもともと、新しいことに飛び込むのが好きなタイプです。だからこそ、技術の進化を外側から見ているだけの自分に、少し焦りを感じたのだと思います。
最前線で挑戦したい。変化を眺める側ではなく、つくる側に回りたい。日に日に、その気持ちが強くなっていきました。
AICEのことは、どのように知りましたか?
最初の接点は、スカウトメールでした。そこからAICEのホームページなどを見て、社員の方々の考え方や、取り組んでいる領域を知っていきました。
特に惹かれたのは、AIを単なる技術トレンドとして扱うのではなく、実際の業務や現場に落とし込もうとしているところです。最新技術に触れられるだけでなく、それをどう使える形にするかまで考えられる環境だと感じました。
入社の決め手は何でしたか?
面談の中で、「ここで働く自分」がかなりはっきり見えたことです。
私が「こういうことに興味がある」「こういう挑戦をしてみたい」と話すと、それを実際の案件や開発テーマにどう結びつけられるか、具体的に説明してもらえました。
最新のAI技術に日常的に触れながら、自分の関心や強みを活かして開発に向き合える。そう思えたことが、最終的な決め手になりました。
すぐ試して、すぐ形にする。AICEで感じる開発の面白さ
現在、AICEではどのような仕事をしていますか?
AIエンジニアとして、音声認識やAIエージェントに関するプロジェクトの開発を担当しています。
最新の技術を調べるだけではなく、それを実際のユースケースにどう落とし込むかまで考える仕事です。技術検証で終わらせるのではなく、現場で使える形に近づけていくところに面白さがあります。
仕事の中で、特にやりがいを感じるのはどんなときですか?
「こんなことができるかもしれない」と思ったら、まず試せるところです。
仮説を立てて、実装して、検証する。そのサイクルがとても速い。前職で大手企業のお客様の現場にいた頃は、何かを提案して実現するまでに長い時間がかかることもありました。
でもAICEでは、アイデアが出たその日に試して、形にできることがあります。もちろん簡単なことばかりではありませんが、動き出すまでの距離が短いんです。
AIエージェントや音声合成、音声認識のような新しい技術に、アイデアの段階から触れられる。その近さとスピード感が、毎日の面白さにつながっています。
AICEで働いていて、入社前とのギャップはありましたか?
スタートアップなので、自走力は強く求められるだろうと思っていました。それは実際にその通りです。
ただ、入ってみて感じたのは、AICEの自由度は「全部一人でやって」という放任ではないということです。自分のやりたいことや関心を尊重してもらいながら、困ったときには相談できる文化があります。
技術力の高いメンバーが多いですが、互いにリスペクトを持って話せる。わからないことを聞きやすいし、意見を出したときに一度受け止めてもらえる安心感もあります。
楽しみながら、自分の頭で考えて進められる環境だと思います。
「最前線で挑戦したい。変化を眺める側ではなく、つくる側に回りたい」
個性を受け止めてくれる。だから、新しい挑戦が生まれる

AICEで一番好きなところは、どこですか?
個性を受け入れてくれるところです。
AICEには、専門性の高いメンバーが集まっています。代表のお二人を含めて、それぞれが自分の考えや強みを持っている。でも、誰かの意見に対して頭ごなしに否定するのではなく、「そういう考え方もあるね」と一度受け止めてくれる空気があります。
「こういうことに興味がある」と話すと、ちゃんと耳を傾けてくれる。状況によっては、それを実際の開発や案件の中で活かせることもあります。
この空気があるから、新しいアイデアも出しやすいのだと思います。
否定から入らない。だから、まず試してみようという動きが生まれる。その循環が、AICEらしさのひとつだと感じています。
AICEでの1日の流れを教えてください。
9:30〜10:30
Slackチェック・タスク整理
10:30〜12:30
開発作業(AIエージェントなど)
12:30〜13:30
昼休憩
13:30〜15:30
開発(設計・実装・テストなど)
15:30〜17:00
定例報告・チームとのコミュニケーション
17:00〜18:30
翌日の準備・仕様調整・ドキュメント更新
19:00
退勤
※取材時の一日の例です。
音楽の感性で、AIの表現を広げたい
これからAICEで、どんな存在でありたいですか?
単なる技術者にとどまらず、課題の発見から実装まで担えるAI開発者、ソリューションアーキテクトとして成長していきたいです。
技術を導入すること自体が目的ではなく、なぜその技術が必要なのか、どんな課題を解くのか、どうすれば現場で使われるのか。そこまで考えられる人でありたいです。
これから挑戦していきたいテーマはありますか?
強く惹かれているのは、「AIによる芸術の創造」というテーマです。
音楽に長く携わってきたからこそ、ずっと考えている問いがあります。
人間らしい感情のこもった表現や、独創的な演奏は、AIにどこまで可能なのか。これは、演奏家としての自分と、エンジニアとしての自分が、いつも同じテーブルで考えているテーマです。
今は音声認識や音声合成のプロジェクトにも関わっているので、音を理解し、生成する技術が、これから芸術の領域とどう交わっていくのかを自分の手で探っていきたいです。
人の発想や感性と調和して、日常の中に自然と溶け込むようなテクノロジーをつくりたい。AICEのメンバーと一緒に、そういう挑戦をしていけたらと思っています。
遠回りに見える経験も、いつか強みに変わる

この記事を読んでいる方へ、メッセージをお願いします。
キャリアは、必ずしもまっすぐでなくていいと思っています。
一見すると遠回りに見えたり、脱線に見えたりする選択が、後になって自分の幅や可能性につながることがあります。私自身、音楽と技術という異なる軸を持ちながら進んできました。
大切なのは、今あるスキルや肩書きだけで自分の可能性を決めつけないことだと思います。「気になる」「面白そう」「やってみたい」という感覚に、もう少し素直になってもいい。
違う軸を持っていることは、弱さではなく強みになることがあります。自分らしい選択を積み重ねた先に、思いがけない場所でつながる瞬間がある。私にとって、AICEはそのひとつでした。
最後に、転職活動中の方へ一言お願いします。
AICEは、自分の関心や強みを持ち込みながら、最新の技術に向き合える場所だと思います。
もちろん、自分で考えて動く力は求められます。でも、挑戦したいことを話せば、耳を傾けてくれる人がいる。困ったときには相談できる。自分の個性を消さずに、チームの中で活かしていける環境があります。
AIの進化にわくわくしている人、変化の近くで自分も手を動かしたい人にとって、AICEは面白い場所だと思います。
AIで、産業を変える。
その挑戦を、あなたと。
業界で積んだ経験も、磨いてきた技術も、ここでは全部が武器になる。
まずはカジュアル面談で、事業とキャリアの話をしませんか。


