
INTERVIEW
AIで製造の仕組みを変える挑戦。自動車メーカーの現場から、生産性向上を支えるPMへ
プロジェクト責任者 林田 拓樹Hayashida Hiroki

PROFILE
林田 拓樹Hayashida Hiroki
プロジェクト責任者
- 自動車メーカー
- 開発・PM
- AICEプロジェクト責任者
自動車メーカーで、部品の製造・改善・生産準備を経験。独学で開発職へ転身し、AIを使った開発やPMの経験を積む。AICEでは、製造現場の知識を活かして製造業向けプロジェクトのPMを担当している。 ペキニーズの愛犬を社内Slackのスタンプにするほどの愛犬家。愛犬ともども、メンバーに親しまれている。漫画やアニメも昔から好きで、毎月いろいろな漫画を買って読むのが楽しみ。
「ものづくりが好きだった」 — 製造の現場から、独学で開発の道へ

最初は、どんな仕事をしていましたか?
自動車メーカーの、エンジン部品をつくる部署で製造に関わっていました。金属を削って部品にする工程で、設備に異常があれば対応する仕事です。加工に使う道具の交換や、品質の確認も担当していました。
その後は、新しい製造ラインを設置するための生産準備に移りました。どう設置するかを検証し、在庫や予算を調べ、工程ごとの作業時間を測る仕事です。部品をつくる工程から、生産を始めるための準備まで経験しました。
仕事の中で、特に力を入れていたことはありますか?
職場には、日々の作業で気づいた改善点を提案する活動がありました。私が取り組んだものの一つが、できあがった部品を載せるパレットの改善です。
部品の形に合わせたくぼみがある台を重ねて使っていたのですが、その台を薄く加工することで、一度に積める段数を4段から6段に増やしました。記憶では3,000人ほどいた部門の発表会で、この取り組みを紹介し、賞をいただきました。
プログラミングに興味を持ったきっかけは何でしたか?
製造の仕事を続ける中で、この先はどんな仕事ができるようになりたいのかを考えるようになりました。身につけた技術を、仕事の幅や評価につなげていける道を探していたんです。もともとものをつくることが好きで、ITもものづくりの一つだと感じ、プログラミングに興味を持ちました。
経験は全くありませんでしたが、開発の仕事に進もうと決めて、働きながら空いた時間に独学で勉強したんです。自分でサイトやアプリをつくってみると面白くて、IT企業に転職しました。
「できることを、もっと増やしたい」 — AI開発とPMを経験し、AICEを選ぶまで
開発の現場では、どのように仕事を覚えていきましたか?
最初の仕事から要件定義に関わり、コーディングやテストまで経験しました。ただ、当初は用語も開発環境も、分からないことばかりでした。
知らない言葉はメモして調べ、自分で解決できないことは周囲に質問していました。自分で試すことと、周りの人に教わることを重ねながら、少しずつ仕事を覚えていきました。
その後、仕事の幅はどう広がっていきましたか?
開発の経験を積む中で、AIで何ができるのかに興味を持ち、AIを使った開発にも取り組むようになりました。当時の会社がお客様向けのAI開発を始めることになった際には、私もその事業に参加しました。
そこで担当したのは、開発に加え、お客様とのやり取りやプロジェクトを進めるPMの役割です。製造業向けの案件もあり、以前の現場で知っていた言葉や知識が、お客様の話を理解する助けになりました。経験のない役割も引き受ける中で、開発だけでなく、プロジェクト全体を進める立場へと仕事の幅が広がっていきました。
次に働く環境を探す際も、AIを使った開発やPMなど、それまでの経験を活かせる仕事を見ていました。そうした中で出会ったのが、AICEでした。
AICEで働こうと思った決め手は何でしたか?
面談では、AIを使ったシステムについて、自分が考えていたことと重なる話がありました。一方で、技術を活かす領域については、自分では考えたことのなかった話も聞けたんです。共感できるところがありながら、新しい視点にも触れられることに面白さを感じました。
面談後には食事にも誘っていただき、迎えようとしてくれていることがうれしかったです。食事の席で話すうちに、皆さんへの親しみも増していきました。
そうした時間を通じて、尊敬できる方々と、自分の経験を活かして一緒に仕事をしてみたいと思いました。
「現場の知識を、開発の手がかりに」 — 製造経験を活かして、開発の要件を明確にする

AICEでは、PMとしてどんな役割を担っていますか?
PMとして入社し、製造業向けのプロジェクトを担当しています。お客様とのやり取りや要件の整理、チームの検証結果をまとめて説明することなど、開発を進める役割です。
自分でも開発に携わり、メンバーの知識も借りながらプロジェクトを進めています。
製造現場を知っていることは、開発でどう役立っていますか?
部品や組み付けの話では、使われている言葉が分かるので、説明の内容をつかみやすいです。現場で関わっていた工程に近い話なら、これまでの知識を使いながら理解していけます。開発する対象を理解するときの土台に、製造現場の経験があるという感覚です。
自分が知っていることを、質問の手がかりにもしています。例えば建築の図面を扱う話では、製造業でやっていたことが使えないかと聞いてみました。そのままでは使えないと分かることもありますが、どこが違うのかを確かめるやり取りができます。知識があるからこそ、自分の考えも相手に伝えられるんです。
要件を決めるときは、何を大切にしていますか?
要件を曖昧なままにしないことです。今の案件は、こちらの技術だけで完結するものではないので、まず仮説を立てて社内で話し合い、お客様にも「こういうことですよね」と確かめています。確認できた内容を要件に反映して、次に進めていく。
こちらから考えを出して、何をつくるのかを明確にしていくことを意識しています。自分の知識に加えて、チームのメンバーの知識も借りながら進めていますし、AICEにあるPMの教科書のような資料も参考にしています。
初めて扱う領域では、どんなふうに理解を深めていますか?
一度、自分が説明できる形にしてから、相手に返すようにしています。話を聞いただけだと、分かったつもりになっていることもあるので、自分がどう理解したかを伝えて確かめるんです。
例えば、同じ製造業でも、私がいた金属の部品を扱う現場と、樹脂を型に流して成形する領域では違うところがあります。そうした経験のない領域では、お客様やメンバーに教わりながら理解を進めています。自分が知っていることを使いつつ、新しく聞いたことも、説明できるところまで整理するようにしています。
「自分にない意見をもらえる」 — PMとして感じる、チームの頼もしさ

PMとして、今のチームをどう見ていますか?
技術力があり、頼りになるチームだと感じています。自分の考えをはっきり伝えてくれる人もいれば、結果や進捗をきちんと共有してくれる人もいます。違う意見も返ってくるので、相手が何を考えているか分かり、私も仕事を進めやすいんです。
自分だけでは出てこない考えや知識を借りられることが、PMとしても助けになっています。
入社してみて、AICEはどんな雰囲気の会社だと感じていますか?
仕事では頼りになる人が多いですし、話してみると明るくて面白い人も多いです。入社して間もない頃に社内のクイズ大会があって、同じチームになった人たちと話したのが印象に残っています。それぞれ個性が強くて、面白い人たちだなと思いました(笑)。
普段の仕事でも気さくに話せる人が多く、働きやすい雰囲気だと感じています。
「チームの力を、成果につなげたい」 — 難しい仕事を任されるPMを目指して

これから、どんな仕事に挑戦していきたいですか?
まずは、難易度の高いプロジェクトを、チームでしっかり進められるようになりたいです。メンバーはそれぞれ力を持っているので、その力を借りながら成果につなげていくことを考えています。チームとして、きちんと利益を出せるようにすることも目標です。自分にできることは幅広く引き受けて、少しでも早く貢献していきたいです。
AICEで、どんな存在になっていきたいですか?
いろいろな仕事を安心して任せてもらえる人になりたいです。そのためにも、技術とソフトスキルの両方を身につけて、対応できることを増やしていきたいです。
長期的にどの役職を目指すか、といったところまで決まっているわけではありません。今はもっといろいろなことを経験して、自分の中に仕事の手札を増やしていきたいと思っています。
最後に、候補者へのメッセージをお願いします!
一つの技術を深く掘り下げている人も、技術力に加えてコミュニケーションを大切にする人も、一緒に働けるとうれしいです。私自身は、相手に合わせて話したり、周りとやり取りしたりしながら仕事をする方だと思っています。
それぞれの専門性や考えを持ち寄れることは、今のチームの働きやすさにもつながっています。自分の技術を活かしながら、仲間と意見を交わせる人と、一緒に仕事をしていきたいです。


